STADIA GAMES NEWS

Googleのゲーミングプラットフォーム「Stadia」(ステーディア)に関する最新ゲーム情報ニュースをまとめて紹介

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期待が高まるStadia!E3で発表された新情報など

   

E3の数日前に「Google Connect」でローンチ時期、サービス概要、タイトルラインナップ、ビジネスモデルなどが発表された。

我々が一番期待していた「タイトルラインナップ」については約30作が発表されたが、紹介されたのは一部だけだった。
個人的に一番驚いたのは、「Larian Studios」が開発を担当する18年ぶりのCRPGシリーズ最新作「Baldur’s Gate III」だ。

この作品は海外のRPGゲームの元祖と言っても過言ではなく、Diabloなど見下ろし型のハクスラには多大な影響を与えた。
もちろん数々の日本の大手ゲームメーカーもStadiaと提携することが決まっている。
現在判明しているだけでも、「バンダイナムコゲームス」「スクウェア・エニックス」など有名企業が並んでいる。

しかし、いずれも上記のことはE3以前に知らされていたことであり、新しくStadiaに投下されるゲームタイトルの発表は残念ながらなかった。

Googleは、すでに日本を含め世界中のゲームメーカーと接触し、Stadiaに独占的にタイトルを供給してもらう交渉を行っている。

今後どんなタイトルが発表されるのか楽しみだが、個人的にはせっかくバンナムもいることだし、ロボットゲームをStadiaで出してもらいたい。

E3で発表された新情報

ユービーアイソフトは、E3のプレスカンファレンスにて、同社ゲームのサブスクリプションサービス「Uplay+」を海外向けに発表した。

同サービスは、同社のさまざまなタイトルを月額14.99ドルで遊び放題となるサービスだ。
2020年にはStadia上でも同サービスを利用できるようになるとのことだ。

また、2020年にサービス開始を予定している基本無料のベーシックサービス「Stadia Base」にはオンラインマルチプレイ機能が含まれることが分かった。

PS4でオンラインマルチプレイをやるには「PS Plus」への加入が必要だし、同様に「Switch 」でも2018年から「Nintendo Switch Online」が有料化した。

このように、家庭用ゲーム機でオンラインマルチプレイをするには有料サービスに加入するのが当たり前になっている中で、Stadiaなら無料で遊べてしまう。

しかも、最低限のPCやスマホがあれば、新しくハードを買う必要もないので、家庭用ゲーム機は次の世代で最後なんじゃないか?と思ってしまう程にStadiaが優れているように思える。

注意するべきは、一部ゲームタイトルが遊び放題、定額に含まれない買い切りタイトルの一部が割引といった特典が「Stadia Base」では受けられないことだ。

これらは「Stadia Pro」の特典である。

Stadia用のコントローラー

先ほど、Stadiaなら新しくハードを買う必要がないと書いたが、Stadia専用コントローラを買えば快適にゲームをプレイ可能だ。

約1万4000円で期間限定の予約販売を行っている「Founder’s Edition」なら、Stadiaサービスを最初に利用できる権利、限定版のコントローラー、「Chromecast Ultra」ストリーミングデバイス、「Stadia Pro」の3カ月利用権などがセットになっている。

さらにE3では、米国向けGoogleストアから約7500円でコントローラーのみを予約できることを発表した。

2台目のコントローラーを必要としているユーザーか、友人に付与されるというStadia Proを3か月試用できる権利「バディパス」を通じてサービスを利用するユーザーの購入が考えられる。

ラグ問題

最近では、NTTフレッツ回線網の混雑が原因で、ゲームセンターのアミューズメント製品(鉄拳など)で画面停止やカクツキが発生しており、この問題は現在も解決していない。

これが原因で多くのユーザーが遊ぶのを控えるといった状況が今まさに起きている。

Stadiaでも、FPS系のゲーム参入が既に決まっており、オンラインマルチプレイ中にラグを感じるかどうか気になるところだ。

E3会場ではStadiaの試遊環境が設けられており、実際にプレイした報告を確認する限りスムーズに動かせたらしい。

急に切断されても、ゲームは切断された場面で停止し、大体10-15分ほどその場面を保存してくれる。

もちろん、自分の画面で停止しているだけだから、ゲームに復帰したら死んでいた、ということもありえる。

E3の試遊環境ではスムーズに動かせたかもしれないが、まだまだラグに関しては不安が残る。

Googleは、Stadiaで4K画質のゲームを60fpsでプレイするには25Mbsが必要と説明している。

米国における2017年の「インターネットの現状」レポートによると、米国の一般家庭5世帯のうちわずか1世帯のみ、下り25Mbsのスピードでネットを利用しているそうだ。

「Apex Legends」や「フォートナイト」など人気ゲームでは、今も遅いネット環境に悩まされている。

Stadiaでオンラインマルチプレイをしたとき、本当に快適なプレイができるかどうかは実際にやってみないと分からないだろう。

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